狭山事件の再審を求める市民集会開催される

05.23

 5月23日、東京日比谷野外音楽堂で、狭山事件の再審を求める市民集会が開催され、1500人の市民が参加しました。石川さんが不当逮捕されてから61年が経過し、石川さんは今年85歳になりました。
 部落解放同盟の西島藤彦委員長が開会あいさつに立ち、「石川さんが元気なうちに再審を実現しなくてはならない。先日の三者協議で弁護団のプレゼンテーションが初めて行われた。裁判長が家令裁判長にかわり期待できる。一日も早い再審開始を勝ちとろう」と訴えました。
 石川一雄さんは、「私は不当逮捕から61年闘ってきました。早期の再審開始、無罪を勝ち取るために皆さんの一層のご支援をお願いします」と訴えました。石川早智子さんは、支援に対する感謝を述べたあと、「袴田事件では検察官はまた死刑を求刑した。国家権力は無実の人を殺す。袴田事件、狭山事件に大きな支援をお願いします」と訴えました。
 連帯アピールでは袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会の山崎俊樹さんが、袴田さんの姉の袴田秀子さんからのメッセージを読み上げ、集会前日の再審公判での検察による死刑求刑への怒りと、9月26日の判決で必ず無罪を勝ち取るとの決意を紹介しました。 集会後、参加者は東京高裁にむけてデモ行進を行いました。


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