沖縄平和行進に埼玉県から25人が参加 5.15-18

05.18

 復帰52年、第47回5.15沖縄平和行進が行われ、埼玉県から25人が参加しました。5月17日は、全国結団式が行われ全国からの参加者が、沖縄の現状や歴史を学びました。
 翌5月18日には2190人の全国の仲間が平和行進に参加しました。朝の出発式で、沖縄平和運動センターの木本邦広さんが主催者あいさつを行い、「うるま市の陸上自衛隊訓練場は、市民の運動で撤回に追い込んだ。運動を大きくすれば国を動かせる。大きな声でシュプレヒコールをあげながら、ゴールを目指そう」と参加者に呼びかけました。
 平和行進は宜野湾市役所から北と南に分かれて出発しました。北コースは約7.2キロあり、普天間交差点を経て、伊佐交差点から国道58号線を南下しました。南コースは7.5キロで、宜野湾小学校や沖縄国際大学の前を通りました。どちらのコースもゴールの宜野湾市立グラウンドまで行進し、正午から同グラウンドで「平和と暮らしを守る県民大会」に参加しました。
 埼玉代表団は午後、県独自行動として南部の戦跡を巡り学習を深めました。平和の礎、ひめゆり平和祈念資料館、糸数アブチラガマなどを見学し、「語り継ぐ沖縄平和の会」の本村文代さんにガイドをしていただき、戦争の悲惨さと平和の大切さを学びました。
 「台湾有事」が叫ばれるなか、沖縄の島々に自衛隊基地が置かれミサイルが配備されています。沖縄県民の間には、沖縄が再び戦場になるのではないかとの不安が広がっています。日本政府の大軍拡路線によって、東アジアに軍事的緊張が高まっており危険な状況となっている状況を変えることが求められています。大軍拡ではなく、戦争を絶対に起こさないために日本政府は外交に力を尽くすべきです。私たちは、平和を守り続けるために、沖縄の悲惨な戦争の歴史に学び、身近なところから平和をつくる努力を続けたいと思います。


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