3月21日、「さようなら原発全国集会」が、3年ぶりに開催されました。会場の代々木公園には、全国から4700人の市民が参加しました・
集会は、冒頭、3月3日に亡くなった呼びかけ人の大江健三郎さんをはじめ、東日本大震災犠牲者や震災関連死した人々を追悼して黙とうを行いました。
3月で、2011年の福島原発事故から12年目を迎えましたが、事故の収束には至らず、課題は山積したままです。
国と東電は、この夏にも放射能汚染水の海洋放出を強行しようとしています。福島の「これ以上海を汚すな!市民会議」の佐藤和良共同代表は、「当事者の了解なしでは放出しない」との約束を反故にしようとする暴挙を許してはならないと訴えました。
また、子ども甲状腺がん裁判の原告のメッセージが代読され、訴えに至った子どもたちの思いを共有しました。
集会後、参加者は渋谷や原宿へデモ行進を行い、沿道の市民に「フクシマを忘れるな!」「岸田政権の原発回帰反対!」などを訴えました。